ケミカルピーリングって?
ケミカルピーリングって何かご存知でしょうか?最近では石けんなどで一般的になってきたので知ってる方も多くなったと思います。ここではケミカルピーリングについて簡単に解説します。
本来、健康な肌は皮膚のターンオーバーが正常に働き、古い角質は代謝によってスムーズに剥がれ落ちます。
しかし、ストレスや睡眠不足、食生活の偏りなどから、肌のターンオーバーに狂いが生じると、本来剥がれ落ちるはずの角質が残ってしまい、これが毛穴などをふさいでにきびの原因となってしまいます。
そこで毛穴に残った古い角質をとる方法なのですが、これが意外とガンコで、通常の洗顔料などでは十分に落ちません。
ケミカルピーリングとは
そこで、この古い角質を落とす方法として、従来から利用されている方法が『ケミカルピーリング』。ピーリングとはそもそも『皮を剥ぐ』という意味。
ケミカルピーリングで角質を除去
さて、このケミカルピーリングとは、どういった方法で角質を取り除いてくれるのでしょうか?その答えは『酸』の力です。酸というと少し怖いイメージがあるかもしれませんが、決して人体に危険を及ぼすような酸ではありません。
みなさん、化粧品や石鹸の成分表示で『フルーツ酸』とか『グリコール酸』といった名前を見たことはないでしょうか?
これらはどちらもAHAという酸の一種です。このAHAやBHA(サリチル酸など)の酸を使い化学的(ケミカル)な作用によって古い角質を取り除こうというのが『ケミカルピーリング』なのです。
これらの酸は決して肌を溶かして角質を落とすわけではありません。角質同士がくっついている、そのつながりをゆるめてくれるのです。
この『ケミカルピーリング』を正しく行なうことで毛穴のポツポツや肌のザラつきなどが解消でき、結果として毛穴が詰まりにくくなるので、にきびのできにくい肌になります。
ケミカルピーリング,AHAとBHAについて
AHA(アルファハイドロキシアシッド)は通常『フルーツ酸』の名称で知られる,弱い酸です。安全性が高いため,自宅で行なう事ができるケミカルピーリングや市販のピーリング石鹸に一般的に用いられています。
表皮にできた薄いシミやくすみ程度なら十分に取り除くことができます。また,にきびの原因となる角栓を取り除くのに非常に有効で実際の治療にも多く用いられています。
ただし,コメドのように角質が厚いものに関しては,BHAの方が適しているそうです。
BHA(ベータハイドロキシアシッド:サリチル酸など)はAHAとほぼ同じ働きをしますが,脂溶性で脂になじみやすく,毛穴に詰まった皮脂を溶かしながら浸透するので,にきび治療やガンコなにきび跡の治療,角栓の除去,黒ずみを治すのに適しています。
BHA(サリチル酸)
クリニックなどにおいてはコメドの部分にはBHAを,通常のにきびの部分にはAHAを使用している例もあるそうです。
トリクロール酢酸(TCA)について
TCAはAHAやBHAに比べて酸の力が強く,肌への浸透力も強いものです。皮膚の深層である真皮にまで刺激を与え,肌内部のコラーゲンを活性化し,肌に弾力を取り戻させることで,肌のたるみを解消することができます。
また,表皮細胞の増殖を促しシミ,シワを改善したり,にきび跡をキレイにするなどの効果があります。
ただし,それだけ薬品の刺激が強いので,治療の2〜3週間前よりレチノイン酸などを塗布する前治療が必要となります。また,治療の際に麻酔を使用することもあります。
効果が高い分,色素沈着や皮膚萎縮などの合併症が生じるリスクも高くなるピーリング方法です。
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